マルコビゲイ Marco Begaye 1957年、アリゾナ州フェニックスで生まれ、シルバー細工は彼の父親(Jimmy Begaye)、兄弟のJasoとVeroに習いました。 ジュエラーとして活動を始めたのは1990年代。それまでは電気関係の仕事をしていました。現在の彼のスタイルが確立したのは、10数年前。彼の腕を認めたトレーダーがハイグレードターコイズを渡し、その石にデザインを施していったのが現在のマルコビゲイのスタイルにつながりました。細かいオーバーレイ、非常に精巧なカット、マネのできないその技は何日もかけて制作されるすべての作品に反映されています。 人気の高いナンバーエイトターコイズ。＃８と書くことも。ネバダ州Carliにある鉱山で、採掘していたのは1929年から1961年まで。今ではターコイズの採掘は行われていません。大きな塊で産出されることがあったようで、史上最大のターコイズナゲットはここで採掘されています。研磨されずに保管されている原石があり今でも入手は可能ですがローグレードが多く、良質なものは希少価値が高くなっています。 ナンバーエイトを特徴づけるのは、アルミニウムを多く含んだ淡いカラーと複雑なスパイダーウェブ。稀に発色の良いグリーンのもの、濃いブルーにブラックウェブが入ったものがあり、これは新しく研磨されている石ではほとんど見られない希少なハイグレードです。とはいえハイグレードではなくとも、ドライな質感の白っぽい色、薄く青の釉薬をかけた陶器の様な色など、他のターコイズとは一線を画す個性があり、自然が生み出すターコイズの表情の豊かさを楽しめる石です。 トップから縦に 5.3㎝ 横 2.8㎝ よろしくお願いします。