李朝刷毛目茶碗です。刷毛目茶碗の中に古刷毛目と称される茶碗があります。大振りで幾分浅め、大きめの高台、堅牢な上釉、はっきりとした刷毛痕等の特徴があります。李朝の白泥の物は粉引に始まり、白泥が少なくなるにつれて無地刷毛目となりやがて刷毛目となって白泥が枯渇すると技法が絶えたと言われていますが、古刷毛目の一群は明らかに装飾効果を意識した刷毛目が多いようです。こちらは伊羅保の様な粗めの土にたっぷりと白泥が刷毛痕を意図的に残すように施され堅牢な上釉で覆われています。手取りの重さや力強さは国焼の写しとはまったく異なります。縁に３か所釉剥けの金直しがあります。堅牢であるが故に細部にも全体にもじわりとしたただならぬ表情を宿す古刷毛目茶碗の名碗を特別出品です。箱、仕覆、中込め、柱あり。・口径16.2〜16.7センチ・高さ5.9〜6.2センチ・李朝前期 ※新規の方、評価の悪い方の入札は取り消す場合があります。商品到着後は速やかに取引ナビの受取連絡を入れて下さい。（2022年 2月 18日 13時 44分 追加）同時出品しておりました江戸ガラス切子脚付グラスは亀井硝子の復刻版の可能性が高まりましたので出品を取り消しさせていただきました。御入札いただいだ方々、御期待いただいだ方々には大変申し訳ありませんでした。御容赦いただけますようどうかよろしくお願い申し上げます。